(参考:源頼朝の守り本尊~正(聖)観音像~)
その場所は、現在、頼朝の墓が建てられている場所だといわれています。
源頼朝墓への石段 |
頼朝の持仏堂は、御所(大倉幕府)を見下ろす所に建てられました。
源頼朝墓 |
頼朝は、1199年(正治元年)1月13日に亡くなり、持仏堂に葬られたといわれ、その後、持仏堂は「法華堂」と称されたといいます。
法華堂跡碑 |
1200年(正治2年)1月13日には、法華堂で一周忌が営まれ、北条政子が自らの髪の毛を刺繍した曼荼羅が飾られたそうです。
(参考:北条政子の頭髪曼荼羅~源頼朝の一周忌~)
1211年(建暦元年)に鎌倉を訪れた鴨長明は、頼朝の法華堂を参拝し、
「草も木も なびきし秋の霜消えて 空しき苔を はらう山風」
と詠んだといわれています。
1213年(建保元年)に起こった和田合戦では、御所に火を掛けられた将軍源実朝が法華堂に避難しています。
1247年(宝治元年)の宝治合戦では、法華堂で三浦泰村ら500名が自刃したと伝えられています。
三浦一族のやぐら |
源頼朝墓 |
現在、法華堂跡に建てられている源頼朝の墓塔は、江戸時代に島津重豪が建てたもので、勝長寿院にあった墓塔を移したものともいわれています。
島津家の紋 |
頼朝の墓には、「丸に十字」の島津の紋も見えます。
春になると頼朝墓への参道には桜が咲きます。
(参考:大倉幕府跡の桜並木)
頼朝墓前の桜並木
4月13日の頼朝公墓前祭 |
参道のスイセン |
イチョウの黄葉もきれいです。
頼朝墓下の白旗神社 |
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